お酒の作用で起こること
アルコールを摂取することで、私たちの脳には何が起こっているのか考えてみましょう。お酒を飲むと、気分が良くなって、楽しくなってくる、という体験をしたことはありませんか?
これは、お酒を飲むと「ドーパミン」という脳内物質が出て、楽しくなるのです。更に、「セロトニン」という不安や恐怖を抑える物質も出やすくなるので、リラックスしてくるのです。
脳の中でも「理性」を司る部分が、ちょっとした麻痺を起こすような感じになります。
適量を守って、楽しんだりリラックスできているうちは良いのですが、飲み過ぎるとその「理性」が働かなくなったり、「記憶」が正常にできなくなったりしてしまうのです。
「思考」の蓋が外れると失敗も起きやすい
人間は、「思考」を使って、心を守ります。分かりやすく言うと、傷つかないようにいろいろと自分や他人に言い訳しているのです。
お酒は、その理論武装が解除されるきっかけになります。
つまり、普段は理性を働かせて抑えている気持ちが、お酒をきっかけに外に出やすくなってしまい、お酒の席での忘れたい「失敗」につながります。
それは普段押さえている気持ちです
お酒をきっかけに外に出てくるのは、普段は見ないようにしている「寂しい気持ち」「人恋しい気持ち」溜まってきた「イライラ感」などなど。
本当は寂しくて、自分を分かってくれる人がいなくて、悲しい。こんな気持ちが潜んでいれば涙もろくなるかもしれません。
正当に自分を評価してくれない、自分を守ってくれるのは自分しかいない。
こんな気持ちが潜んでいれば、イライラしたり、上から目線の態度になったりするでしょう。
女性として認められたい、自分の魅力を分かってほしい、可愛さを分からせたい。
こんな気持ちが強ければ、キス魔になったり、いつもよりガードが緩くなってしまうこともあるかもしれません。
お酒を飲んだ時の自分を振り返ってみると、自分の中で見ないようにしている心が見えてくるかもしれませんね。