第一印象は、まず「あいさつ」から
第一印象を決めるのは、やっぱり「あいさつ」でしょう。初めての環境で、元気にあいさつするのは、勇気が要りますね。
でも、ここで、恥ずかしがってあいさつをちゃんとしなかったために、この後ず~っと雰囲気が悪いよりは、ここは思い切って元気にあいさつをした方が、良い気がしませんか?
「あいさつを返してもらえなかったらどうしよう…」「シラっとした感じになったら嫌だなぁ…」こんな不安が沸いてくるかもしれません。
でも、あいさつは見返りが欲しくてするものではないのです。あなたが「皆さん、これからよろしく」「私は、あなたを尊重しています」と言うことを伝える方法なのです。返事が返ってこなくてもいい、くらいの気持ちで元気にあいさつをしていきましょう!
にっこり笑顔は最強の武器
あなたは、相手から笑顔を向けられると、ホッとしませんか?笑顔には、人を暖かくする力があります。
それは、笑顔には、「私はあなたを受け容れていますよ」というメッセージが込められているからです。元気なあいさつも、この笑顔を付けたら、もっと印象が良くなりますね。
新しい環境で緊張しているのは、あなただけではないかもしれません。周りにいる、他のメンバーも、あなた同様、新しい環境に馴染めるか不安を感じている可能性もあります。
そんな時、あなたが暖かい笑顔を見せてくれたら!!きっと、すぐに心の距離が縮まって、新しい友達になれるのではないでしょうか。
自分のことを話してみよう!
人は、相手がどんな人なのかが分からないと、不安を感じます。怖い人だったらどうしよう…。嫌われたらどうしよう…など、心の深いところで恐れや不安になりやすいのです。
だからこそ!まずはあなたの方から、「実は、私はね。○○なの。」と、自分のことを話してみてください。あなたについての情報を相手に伝えることで、相手はあなたとの心の距離を近く感じます。
そして、あなたが自分のことを開示することで、相手も自分のことを話しやすくなるのです。
自分のことについて、あなたから色々と開示していきましょう。きっと、早い段階で、あなたのいう人物像が相手に伝わり、無用な不安を与えずにすみますよ。
相手の名前をつけて、話しかけよう!
名前には、不思議な力があります。普通に、話すだけよりも、相手の名前を入れながら話す方が、相手との心の距離を早く縮めることができます。
日本語は、主語を入れなくても、何となく会話が成立する言語ですよね。でも、あえて、ここでは相手の名前をきちんと入れてお話ししてみましょう。
名前を呼んでもらいながらの会話は、相手に大切にされている、尊重されている、と感じやすいのです。
更に、心の距離を近くするためにも効果があります。相手の名前を覚えて、相手の名前を呼ぶのは、あなたがその環境の中に溶け込もうとしている気持ちも伝えることになるでしょう。
気が付いたことを伝えてみよう!
私たちには、自分では気が付かない部分が誰にでもあります。他の人から知らせてもらわなければ、気が付くことができない部分です。
それを「盲点」と言います。盲点を伝えるというのも、相手との距離を縮めることに繋がります。
例えば、このような経験はないでしょうか。スカートのファスナーが開いているのに気が付かず、誰にも指摘されずに、家に帰るまで分からなかった…なんで誰も言ってくれなかったんだろう。
友達ならば、教えてくれたでしょう。でも、心の距離が遠い、赤の他人だと、指摘してくれることは少ないはずです。
相手が気が付いてない「盲点」を伝えるのは、「私はあなたを大切に思っていますよ」ということを伝えることでもあるのです。
具体的には、「○○さんの話し方は、とても心地が良い話し方で、しかも明確で分かりやすいですね。
「○○さんは、いつも明るい色の洋服で、周りが華やかに感じられますね。」などなど。あなたが気が付いたことを伝えることによって、より早く、環境にも馴染んで行くのではないでしょうか。
歓迎会には、参加すべき?
新たな環境に迎えられた時に開かれるのが「歓迎会」や「新年会」です。こういった集まりや飲み会を楽しめる人は良いのですが、中にはとても苦手だと感じる方もいるのではないでしょうか。
「飲み会には参加するべきでしょうか?」こんな質問もよくあります。参加しなければならない、と考えると、大抵苦痛を感じます。
参加するにしても、断るにしても、その苦痛からの発言は、相手を不快にさせてしまうかもしれません。
参加するにしても、断るにしても、周りの方があなたを新たなメンバーとして歓迎してくれている気持ちに感謝することを忘れないでおきましょう。
その気持ちからの発言であれば、場面ごとに自分で選択すれば良いでしょう。「参加させられる」という被害者的な気持ちでいると、周りもあなたを受け入れづらくなってしまうでしょう。気を付けて下さいね!
「すみません」ではなく「ありがとう」
相手から、何かをしてもらったり、助けてもらった時に、あなたは何とお礼を言いますか?「すみません」でしょうか。
それとも、「ありがとう」でしょうか。相手があなたへの行為を気持よく行えるのは、「ありがとう」とお礼を述べられる方です。
「すみません」や「申し訳ありません」は、相手の行為に対して「悪いなぁ」と感じる時に出る言葉です。
できれば、させたくなかった、という気持ちが伝わります。一方、「ありがとう」は、相手の行為を、好意からのものと“受け取り”、それに対してお礼を述べています。
あなたは、相手の行為を心地よく受け取っていることが伝わるのです。自分がしたことを、気持ちよく受け取ってもらった方が、誰だって嬉しいと思うのではないでしょうか。
何かをしてもらったら、「ありがとう」と、快く受け取っていくことで、その環境に早く溶け込めるのです。