恋愛依存症の人が持つ2つの恐れ
恋愛依存症の人は、心の中に2つの恐れを抱いています。それは「見捨てられへの恐れ」「親密さへの恐れ」です。
この恐れを抱いていると、相手とくっつきすぎてしまうか、離れすぎてしまうか、という問題が起こります。
必要以上に束縛しないと不安になってしまったり、相手の気持ちが重荷になって、冷たくあしらってしまったり、という行動をとるのは、そのためです。
つまり、相手との距離の取り方が分からない、というのが両者の特徴です。
恋愛依存と恋愛回避、それぞれの想い①
見捨てられたくない!!という想いが強い恋愛依存は、恋愛回避の人から見ると、「何とかしてあげたい」「頼りにされる」「主導権が握れる」相手に見えます。とても魅力的です。
相手の面倒を見ることで、恋愛回避は、自信が持てるのです。恋愛依存からすると、依存できる相手がいた!ということで、お互い魅力を感じ合います。
ただ、どちらも子供の頃、人との接し方を上手くマスター出来ていません。そこで、だんだん問題が起きてきます。
恋愛依存と恋愛回避、それぞれの想い②
恋愛依存は、好きになるほど「不安」で、相手を束縛せずにはいられなくなります。恋愛回避は、過保護に育てられた経験などから、相手が必要以上にくっついてくる事に嫌悪感を抱きます。
終わりのない追いかけっこの始まりです。恋愛回避は、重荷から逃れるため、仕事に夢中になったり、浮気をしたり、なるべく相手と真剣な話し合いを避けます。
恋愛依存は、どんなにひどい仕打ちをされても、自分から「別れる」ことは、不安で出来ません。ある意味、恋愛回避は、相手が自分を見捨てない事を知っているのです。
恋愛依存と恋愛回避、それぞれの想い③
恋愛依存に我慢の限度がやってきて、本気で別れを決意した時、恋愛回避の中にある「見捨てられへの恐れ」が顔を出します。「やっぱりお前がいないとダメなんだ」と、相手を引きとめます。
すると、恋愛依存は、今までの仕打ちが小さく思えるようになり、元さやです。このくり返し…。何度目かに、やっと別れても相手が変わるだけで、同じ事を実は繰り返しているのです。
お互いの心の中にある欲求を満たしあう相手だから惹かれ合うんですね。