唇は刺激をうけやすい
唇は、他の部分に比べて角質層が薄く、また、汗腺や皮脂腺がないので、汗や皮脂で作られる天然の保護膜「皮脂膜」が作られません。
そのため、紫外線や乾燥など外部環境や、飲食物の刺激などの影響をまともに受けてしまい、乾燥して荒れやすくなるのです。
なめるのはNG
唇が乾燥している時は、つい舌でなめてしまうことも。なめると一時的に潤うような気がしますが、乾くときに水分が奪われてしまって、さらなる乾燥や荒れを招いてしまうので注意が必要です。
皮がめくれてきても、つい気になって剥がしたくなりますが、はがしてしまうと必要な角質まで剥がしてしまうことがあるので、剥がさないようにしましょう。
リップクリームの塗り過ぎもNG!?
リップクリームが手放せないという人も多いようですが、リップクリームの塗り過ぎが唇への刺激になって、かえって唇を痛めてしまうことがあるので注意が必要です。
シアバターやワセリンなど油分を多く含んだ保湿クリームをそのまま塗るのもおススメです。
塗るときは、強くこすりつけないようにし、塗る回数は一日3回程度にしておきましょう。
スティックタイプの場合はポンポンと軽く押すようにし、クリーム状のものは、指先で軽く唇を押すようにのせるのがポイント。
口紅をしっかり落とす
唇への負担を減らすには、口紅をしっかり落とすことも大切です。口紅を落とす時は、クリームタイプのクレンジングがよいでしょう。
落ちにくい口紅の場合は、オリーブオイルをコットンに含ませ、唇になじませてからクレンジングをすると落ちやすくなります。
唇の集中ケア
集中ケアとしては、ワセリンを使ったパックがおススメです。ワセリンを唇にたっぷりつけて、唇を指でくるくるマッサージした後、ラップを唇に密着させて5分ほどパックします。
ラップの上から蒸しタオルを乗せるとさらに効果的です。ワセリンの代わりにはちみつを使ってもよいでしょう。唇は、自分で潤いを取り戻す力が弱い部分。
思わずキスしたくなるような「ぷるぷる」の唇を目指して、しっかりケアしてあげましょう。